の子が何かを話すと合


「もし、」
そして急にチャン先生は話し出す。
今度は私の方を向いて少し私に近づいて
「はい?」
「医仙の事を私も恋い慕っていると言水解蛋白ったら貴女は何と答えてくださいますか?」
チャン先生は凄く真面目な顔でそんな事を言う
何時もはしない知らない顔で私の瞳を覗きこむ

「…えっと…その、考えてもいなかったので…何て言うか…それ、本当ですか?」
何時も同じ診察室や治療を行って来たけれどそんな気があるなんて本当に思っていなかった。
頼りがいのある同業者、それか兄的感覚で居たものだから…

顔を赤くしてドギマギしているとチャン先生ははっと息を一つ吐いて
「…嘘ですよ。貴女のその思いが本心なのか今の行動でなんとなく分かりました。」
「え?」
「貴女はこの高麗に来てからきっとテジャンしかその目に写してはいなかったようですね。」
そんな事を他人の口から言われてほんのり赤かった顔は真っ赤になった。

そんな私に今度は申し訳なさそうにもう一言、チャン先生はお話になった
「貴女の本気は良く分かりました。しかし、テジャンの方は些か問題があります。」
問題?
人が恋愛するのに問題何て何があるの?

そんな事を考えていたのがきっと顔に出たのね、チャン先生はしょうがないなと言う顔をして私に話し続ける。

「貴女は天からお出でになった女人。こちらの母乳餵哺普通の女人では無いのです。そんな貴女とテジャンがあの廊下でやっていた事が…露見されましたので、今きっとテジャンは尋問中の筈です。」
「じ、尋問?何の!」
「もちろん、貴女と、テジャンの関係です。前々から噂にはなっていて高官の間で問題視されていたのですよ。一武官であるテジャンが有ろう事か天から連れて来たという女人に手を出し、もしや王様の御力を削ぐ積りでは無いかと声高に言っている者がおります。」

え?私と恋愛するとそんな事になっちゃうの?
私は只、あの人が気になって、一緒に居たくて…
ただ、それだけなのに…

そう言えばチャン先生言ってたわ。
尋問って何?

「医仙、顔に全部出ておりますよ。尋問しているのは武閣氏の長です。まぁ、武官も傍に居りますが、よほどの事は無いと思います。御安心なさい。」
「武閣氏長って、チェ尚宮叔母様?」
「はい、可愛い甥です。大丈夫でしょう。」
そう言うチャン先生の目は全く笑っていなかった。

どれだけの間その場でそうしていたのだろう。
恐らくこの廊下は余り使われ無い廊下何だと思う。
腕時計も無いし、時間など計っても居なかったけどとにかく長い間キスしていた筈。

廊下の隅にしゃがみ込んでしまったのを上から寝転がらない様に貴方はキスしたまま私の腰に手を当ててその姿勢で立ち膝をしてる
それなのに私ったら手にも足にも力が入らなくって支えてくれてる腕に指でしがみ付くのが精一杯だった。

その時遠くの方から誰かが誰かを呼んだ気がした。

でも、私の意識はまだ完全に元の状態に戻って無くてそれが誰で誰を呼んだのかさえ分からなかった。
この人の唇が私の唇から離れようとした時、如何してもまだ離れたくなくてこちらからまた舌を入れたけど、それはあっさりあの人の口元から出水解蛋白されて二人して息を大きく吐き出した。

あの人は意外に息も上がって無くて、見た感じいつもと同じ。
でも、私は今も足に力が入らなくて…

さっき声がしたのは多分、余りに私の帰りが遅いので探しに来た別の武閣氏の女の子
私の姿に驚いてこの人に何か言っている。
何て言ってるんだろう?
そして、此方を一度見てあの人は歩いて行ってしまった。
私を置いて…

そして、その武閣氏の女の子二人で私を両方から抱えて典医寺まで送ってくれた。

典医寺についてチャン先生も驚いていたけど、武閣氏点が言ったのか薬蕩を用意するから部屋の寝台に私を横にするよう頼んだみたい。
この頃には少し力が入るようになって来てもう寝なくても…何て思ってた。
武閣氏の子にさっきの事を聞いてみる。

「ねぇ、貴女チェヨンと何を話していたの?」
すると武閣氏は困った顔をして言うか言うまいか迷った風だった。
「チャン先生にも言ったんでしょ?ねぇ、何て言ってたの?」
困ったなりに考えて話してくれた。
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